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おたふく(ループタイ)制作のようす

木彫でループタイを作ります。縁起の良いおたふくさんがモチーフです。

図面

木に鉛筆で下書き

彫り始める前の段階です。材はライオンさんのループタイと同じ棒です。

 縁起のよいおたふくさんをループタイにして身につけようという計画です。例によって万能の天才ホワイトパインさま登場。
 さて今回は図面がありません。材木に直接下書き、といっても彫り始めるとすぐに消えますので飽くまでイメージ図です。

荒彫り

三面作ります。

3面分の荒彫りをして、顔のパーツの位置を決める。

 せっかくなので3面作りましょう!文字通りのお多福となることうけあいです。
 しかし上の写真の段階ですでに奥行きが大変厳しくなっています。平べったい顔になること必至です。残念です。
 今回は原寸大の図面を用意していないので、顔のパーツの位置は鉛筆で書き込んで決めます。

顔を彫っているところ。

目と鼻と口の位置が決まりました。

左右の顔も同様

左右の顔もやることは同じです。

 左と右の顔は、正面よりは多少奥行きが確保できるかと思ったのですがそうでもなかったです。残念です。
 全く同じ顔ではつまらないので別人にしました。というか逆に、全く同じにそろえて彫る方が難しいです。

仕上げ

仕上げ工程

まず正面の顔をきれいにしました。

 3面とも顔の形が決まったので、鼻・口・髪と細かい部分を彫って、不自然な凹凸をなくすざっとした仕上げを施します。どうせカシューをペタペタ塗るのでこんなもんでしょう。

左右の顔も仕上げ

左右の顔も仕上げ、完成の形が見えてきました。

仕上げ後

目は仕上げの後に彫ります。

 とても重要な目を切ります。これで印象がガラッと変わるので細心の注意が必要です。念のため小刀を研ぎなおして臨みます。
 まず鉛筆で下書きをします。この鉛筆の線の通り彫るので、この下書きが大変重要です。視線は全て正面に集めお多福パワーを結集します。

目を切ったところ

完全な左右対称とはいきませんでしたが、まあまあきれいにできました。

 黒目に当たる部分はドリルで開けました。
 これで材から切り離し、塗りの工程に移ります。

完成

カシューを塗ったところ

この後に作った、だるまさんと一緒に塗りました。

 前回のライオンさん同様カシューをシンナーで薄めて塗ります。ライオンさんの時の変なてかりは、どうやらカシューの薄めすぎだったようです。今回はうまくいったと思います。
 金具をつけひもを通してついに完成です。

完成

呪われそうなくらいもっときもく作りたかったです。イメージ通り作るのは難しいですね。

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